7/20/2016

研究について 進捗など

今回、VISA更新のための帰国に合わせて、UC Davisよりサンプルを日本のラボに送付してもらって、Cell Assayなどを行いました。

その結果をもって、現在UC DavisのPIと面談、論文化に向けて検討中です。

いつもの如く「GoodなDataだ!!」と言われますが、これは信用しません。
メインFigの説明が終わり、具体的な話として早急に論文化したいことを伝えました。
「僕には時間がない、残された時間はあと少し、次の3月には帰国しなければならないかもしれない。この夏には論文投稿したいんだ!!」と、ダイレクトに言いました。

やっぱりアメリカはこういった建設的?な実働しなければならないことに対してはすごく積極的な答えが得られます。
「Intorductionでは、~~~とするから、このデータで大丈夫か?」
「次は、~~~の解析をして、その結果を見せて。」
「著者について、Last Autherは誰にするのか?君のBossか?私をLast Autherにしてくれ。」
などなど、話します。
僕も自分の意見はしっかり言います、
「さらに必要なデータを得るには、~~~のサンプルの解析も必要。どんどん進めていいか?」
「Autherに関しては、Last AutherはこのラボでOKだが、日本の教官~~~は入れてほしい。共著者として、Davisのラボメンバーも全員クレジットさせてもらう予定でいる。」

このようなディスカッションができる自分のデータを持ち合わせていることがなんと幸せなことか!

研究をしていて、根拠のある意見をデータを示しながらディスカッションするのは研究の醍醐味であります。結構、いや、最上級に幸せなんでしょうね。
先月まで、なにもしていない自分を自覚しておりましたから・・・なおさらです。
このようなデータが提示できるのも、日本の研究メンバーや環境があってこそです。
本当に、日本の研究室の上司、メンバー、後輩に感謝しております。
やっぱり、医局としてのベースがあるからこの僕が研究できるのだと認識します。
そして、研究だけしていればいいこの環境が、どれほど恵まれたものか再認識します。

ということで、鬱状態から躁状態へ移行した私、このハイパーな気分を維持しつつ、一気に結果へ結びつけたいと思います。

以下が短期的な目標、
「この夏で論文投稿。来年3月までに論文アクセプト。」
「来年の2017 AHA in AnahimにはBigなデータでもって発表!」

以下が長期的な目標
「1年後は、臨床研究に携わる地位で、臨床をメインとする立場での勤務。(状況が許せば研究もしたいですが…)」
「2~5年後、内緒」
「5~10年後は、実家開業医の医院の継承」


追記
今回のPIとのディスカッションでわかったこと。
論文のAutherにProfessorは入れないのか?とPIに聞くと、「だって今回の研究はPrf.は何もしていないじゃない。」と…「確かに、お金も出してないし…でもこの研究部門はPrf.が筆頭でしょ?」と思っても「必要ないよ。」と…
確かにPrf.はいつもどこにいるか分からない。誰に聞いても「わからない、どうだろ?」みたいな返事ばかり、PIは週に3回以上は顔を合わせるし、相談事や報告は頻回にしている。
いい研究室の条件に、「Activityの高いPIがいること」があげられますので、そこはOK。
でも、今回の面談などでラボの裏事情を垣間見た気がしました、そしてこのラボがPI一人の方にすべてかかっていることなど、ブラックにならざるを得ない事情など、が、ほんの少しだけわかった気がします。
一年たって、やっとラボの内情を知る…まあこんなもんですか。
日本の所属医局も内情は結局よく分かってないし…こんなもんでしょうね。

(去年の今日は、スマスイへPermanet Fishのライブ+イルカショーを観に行ってました。)

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