薬屋さんのメールマガジンで知ったのですが、折角ですのでザラっと読んでみました。
http://journals.plos.org/plosmedicine/article?id=10.1371/journal.pmed.1002051
シタグリプチン投与222人と、普通の糖尿病治療220人で対決。
シタグリプチン投与IMTが平均0.829mmから12か月後0.818、24か月後0.828。
そもそも変わってない…
もともと1mmもないIMTだから退縮しようがないのか…
しかしプラーク量でも退縮していない…だめだこりゃ。
しかし僕が注目したのは、脂質関係、特にレムナントなど。
TGもRLP-Cも、LDL-CもsdLDL-Cも酸化LDL-Cも、アディポネクチンも、悉く通常治療と比較して有意差なし。
あとは、血管内皮機能の評価(FMDやCAVIなど)は見当たらず。
腎機能も改善無し、尿酸すら変わりなし。
なんじゃこりゃ。
2009年、DPP4-Iが鳴り物入りで発売されて7年。まさか脂質関係には特別な効果がないとは…
レムナントも低下させないとは…だめじゃん。
それよか、これまでに報告されたDPP4-I素晴らしい!!って報告は嘘?
臨床的には確実にDPP4-Iの効果を実感するのだが、ただHbA1cを下げるだけか。
耐糖能と脂質異常はリンクしているけど、DPP4-Iでは関連した効果は得られないのか…
なんか残念。
追加で…Circulationから「一日5時間以上テレビを見る人は死の危険が増える」らしい。
(そらピカチュウ怒るで。)
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