11/25/2015

脂肪・糖 アメリカと日本の違い

アメリカのお菓子はおいしくない。
アメリカのクリームは軽くてたくさん食べられる。

といった印象を私は持っております。

その理由は
1:脂肪の種類と含有量の違い
2:砂糖の種類と含有量の違い
があると思います。
さらに
1と2の各論として個人的な見解があります。
トランス脂肪酸、人工甘味料がキーワードです。

アメリカのお菓子は、脂肪(Fat)は多くても10%(%DVで)程度です。
一方、日本のお菓子の脂肪は10%を軽く超えます。
この%はThe Percent Daily Value %DV (1日摂取量%)といって記載お菓子あたりの量で一日必要な量の何%を摂取したかになります
適切な摂取量の規定がない、トランス脂肪、糖、蛋白質はこの%記載がありません。
FDAのサイトを和訳したわかりやすいものがあったので下記に転載しておきます。
http://importjapan.info/pickupc003.html
測定誤差は日本の場合は±20%(結構でかい!!)、0と記載してよいものは食品100gあたりの熱量5Kcal未満、脂質0.5g未満、です。(脂肪酸1gで9Kcalとして計算するから、トランス脂肪酸0.56g未満は記載しないでよいってこと? 大体100gあたり0.3g未満の含有量は記載されないとしてよかったのでは?と思います。)

例を挙げてみましょう。

オレオ(made in USA)3枚
160Kcal、脂肪は7g(11%):飽和脂肪2g(10%)、トランス脂肪0g。コレステロール0g、炭水化物25g(8%)、糖14g、蛋白質2g。

日本のとあるお菓子(クリームの挟まっているサクサクする美味しいヤツ)、分類はクッキー。2枚。
165Kcal、脂肪は9g(14%)、飽和脂肪3(16%)g、トランス脂肪2g。コレステロール5mg(2%)、炭水化物19g(6%)、糖18g、蛋白質2g。

なるほどなるほど、日本のお菓子の美味しい理由は、成分表示のみで推察するに(個人的見解を含め)、脂肪と糖かな?

まあ、何が言いたいかというと、トランス脂肪が含まれているってことですね。
あとは、使っている糖の種類とかは表示義務にないので、ここのところもポイントです。
日本では上白糖がメインですが、アメリカではグラニュー糖がメインです。
ちなみに表示の糖は、そのg分砂糖を入れているわけではなくて糖分として換算したら何gになるかを表示しただけです(1gで4Kcal)。つまり人工甘味料は低カロリーなんで、どんだけ入っているか分かんないんですね。
オレオやお菓子だけで一日必要エネルギーを摂取するわけではないので一概に何とも言えませんが、オレオ21枚食べれば一日の脂肪摂取量を超えてしまうのです。

(これは以前フランスに行った時の写真で、ラデュレのケーキです。魅力抜群ですね。)


結論
糖と脂肪の違いが大きくお菓子の美味しさに影響する、かもしれない。
人工甘味料を使うとまずくて、脂肪を多くすると美味しい?かもしれない。
でした。


追記、この日本のお菓子はミニサイズでした。僕はこのでっかいやつが好きで、コーヒー味のを3枚は軽く食べます(いただいた時だけですけど)。となると単純計算で上記の10倍は食べるでしょうか…TFA20g…これはやっぱりあかんやろ。

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