研修医2年目に初めてもらったボーナス10万円で、TREKのMTB:2006年モデル6500を購入しました。(大蔵省:妻には事後承諾・・・)
少しずつ、バーエンドハンドルを付けたり、タイヤ・チェーンを交換したり、サドルを交換したり、ハンドルを切って位置を低くしたりして、舗装道路で速く走れるように改造してゆきました。
いくら改造しても、MTBはMTB。2号線をサイクリングしているといつもロードが後ろに張り付き、風よけにされた挙句、ぶち抜かれる。という悲しい体験をいつも繰り返しておりました。
いつか絶対にロードを手に入れてやると思い描きながらも、月に一回程度しか乗らない自転車にそこまでお金をかける(ロードなら30万以上のが欲しい。)ことに踏ん切りがつかず、MTBの改造車で頑張ってきました。
明石~神戸(自宅~職場)の往復を6月ごろから週一回程度、「どこまでやれるかチャレンジ」として実行中でした。スマホのアプリで「runtastic road bike」を使えば、疑似サイクルコンピューター+GPSで非常に便利(ケイデンスはわかりませんが…)。
27キロ往復の自転車通勤です。
色々思うところはありますが、それはそれとしてMTBの限界として受け止め、それでも、結構満足していたのです。
しかし、転機が訪れました。それは、同じマンションに住んでいる後輩がロードを購入し、一緒にツーリングに行ったときです。
彼は、2014モデルMadone2.1 ? でコンポは105、ビンディングはスピードプレイ。
で、明石~須磨を往復したんです。
サイクリング日和でしたが非常に風が強く、2台で先頭交替していきました。
もちろん乗っている人間が違うのでその影響が一番大きいと思いますが・・・、ケイデンスなんかを見ながら比較しても、明らかに僕の方が回している印象でした。
やっぱりMTBとロードの違いをまざまざと感じたのです。
(左がMadone、右が6500改造車です。)
「ロードが欲しい!のってみたい。」と強く思ったのでした。
新車購入も視野に入れて、6500を購入した姫路のTOMATOさんに行って、10年経過した6500を見てもらい、相談しました。
すると、「6500は10年たっているが、何処もガタがきたりしていない。フレームもまだまだ大丈夫。しっかりメンテナンスすればもっともっと乗れる。」とのコメントいただきました。
そして、ロードの購入を考えていることに対しては、「MTBはあくまでMTB、ロードとは全く違うから長距離ならばロードをおすすめする。どのモデルが良いかは、フレームが一番大切。モデルはどんどん新しくなるから、一番いいものは最新の高価なものがよい。トレックはフレームは生涯補償。だから、購入するならばフレームが良いものを選ぶことをお勧めする。」とのことでした。
留学もあるし、6500で通勤は頑張ることとしました。そして、渡米後にはチャンスがあればロードを購入する。と決心したのでした。
さて、どのメーカーを購入するか、どのモデルを購入するか、です。
まあ高級なものほどいいモノであるのは間違いないですね。そこで、どの程度なら気持ち的にも実走的にも満足できるか?を焦点で考えることとしました。
あと、予算も大切です。弟が30万円ぐらいのロード(Lemond)を持っていたような気がするので、そこまではいかなくてもそのレベルは欲しい。
以下に、ロード購入した理由を思いつくまま記載します。
メーカーは米国で購入するので米国のもの。ジャイアントやキャノンデール、ピナレロ、ビアンキなども考えたけど、10年乗ってきたメーカのTREKに決定。
ショップで完全にメンテナンスなどのフォローをしてくれるところ。デイビスにもTREK販売店があり、娘の自転車もそこで購入しました。
TREKのロードといえば、Madone、Emonda、Domaneの3種類です。
最高級を求めるなら、Madone。石畳を走るならDomane、軽さを求めるならEmonda。
といった印象です。
Madoneは2015年からは高級路線となり、とても手が出る値段ではない。うーん無理だ。
では、EmodaかDomaneのカーボンフレームはどうだろう。カーボンフレームもいろいろランクがあって、高級なものほどよい。でも実際に購入可能な金額では低ランクなカーボンフレームしか手に入らない…。いいフレームを購入して、一生涯使いたい。ならば、低ランクなカーボンよりも最高級のアルミフレームで行こうかな?
大分昔2009年頃?にTREKでロード初心者のおすすめを聞いたら、アルミフレームを勧められました。そのときはTREK 2.1だったと思うのですが、「ハイドロフォーミングという特殊な技法を使ったAlpha フレームが良い」とアドバイスを受けました。2014年ではMadone2.1という名で販売していたようです。なんと2015モデルからAlpha300というアルミ最新フレームがEmondaの名前で発売しているではありませんか!! これは狙い目。
Emonda ALR6、ALR5、ALR4とラインナップがありますが、値段的にはALR5かALR4。
結局、最終的な候補としては予算が大きく影響して
Emonda S4
Emonda ALR5
Emonda ALR4
Domane 2.3
が考えられました。
コンポは105かTiagiraか。
新型Tiagraは105と比較しても初心者には分からないレベル、との巷の噂を考慮。
後は値段です。ALR4以外は日本円で199000円、ドルで$1600程度。ALR4のみ安くて1300ドル程度。
(ちなみに11月になってからUSAのTREKバイクの全体の値段が上がった様子。以前は円と$の換算ですが、米国の方が1割程度安い。11月現在はほぼ同じか若干3~5%程度日本のほうが安い。)
よくよく考えてみると、自転車本体だけでなく、ペダルにボトルゲージに、予備チューブ、パンク修理キット、その他もろもろを入れると、やっぱり高くなります。
最終的には、お店で相談という形で「Freewheel」というデイビスにあるTREK販売店に行きました。
現物を触りながら、いろいろアドバイスを受けました。初心者としては、コンポがTiagraでも十分。フレームもアルミで十分。
セールになっていたDomane 2.3がブレーキ以外は105、ブレーキのみ廉価物で、総額$1200弱。結構惹かれました。しかし、お店の方は、「フレームで選ぶならDomaneのアルミより、Emondaのアルミが全然いい」とのことでした。あとは、やっぱりコンポがTiagraで統一されているのもお勧め。
セール品を勧めるのではないところに、非常に好感を持てました。また、「ペダルを付けるから今から試走してもいいよ」とまで言っていただきました。ビビッて試走まではしませんでしたが…しっかりサイズ合わせしてもらいました。
結論として、Emonda ALR4を購入いたしました。一番安いEmondaですね、でも満足してます。
現物がないので(赤色はあったが僕は黒を希望)、受取は翌週の水曜。今日は金曜だから納車まで5日。完成品でTREKから送られてくるのでしょうか?日本だと在庫がなければ結構待たされる気がするのですが、本社がUSAだからなのか納車まで早い気がしました。
(税抜価格です。)
まず、納車されての感想。
「か、軽い…。片手でヒョイ。」
「か、軽い…。ペダルひと漕ぎで、ぐい~ん!」
「か、軽い、何処までもすい~~。」
剛性に関しましては、MTBと比較してもそのがっちり感は同じ。そして、ペダルを一回まわすと、ロスなく伝わる感がすごい。MTBは前サスペンションでしたからその分逃げる力が多かった。フロントカーボンフォークだから、ちょっとした振動もかっちり抑えている印象。」
車で例えるなら、高級スポーツカー(フェラーリみたいなんでしょうかね。)。アメ車よりもヨーロッパのスポーツカーを彷彿とさせます。
まだ、ロングライドはしておりませんが、乗っていてとっても楽しいです。
今後は、ビンディングペダル(とりあえずSPD)にしてどんどん乗ってゆきたいと思います。
(ペダルからクランクにつながるところが美しい)
追記、MTBの6500改造車の最高速は40km/h弱。巡航速度は30km/h程度でした。このALR4はどの程度なのでしょうか?また報告したいと思います。
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