3/02/2016

Euthanasia 英語

英語の授業:ESLで「Euthanasia」が話題になりました。

アメリカのいくつかの州ではこの「Euthanasia」が法律的に認められています。
そして、カリフォルニア州でも昨年2015年10月にその法案が通ったようです(知らなかった)。
日本でも注目されたニュースがあります。以下部分引用です。
http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/06/right-to-die-california_n_8249202.html
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「死ぬ権利」法案は、末期の脳腫瘍患者だったブリタニー・メイナードさん(享年29)が尊厳死を選択したことがきっかけとなった。サンフランシスコのベイエリアに住んでいたメイナードさんは2014年1月、脳腫瘍の診断を受け、3月にはそれが多形性膠芽腫という悪性のがんで、余命6カ月と宣告された。「私は2014年11月1日に死にます」と尊厳死を選択することを公表。カリフォルニア州から、尊厳死が合法化されているオレゴン州に移り、11月1日、医師から処方された薬を自宅で服用して死去した。
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英語で「Euthanasia」ではありますが、日本語ではなんと訳せばよいのでしょうか?
色々な記事を読みましたが、「安楽死」、「尊厳死」と混同して使用している印象があります。

僕が大学受験の際に、小論文や討論の話題としてこの「安楽死」と「尊厳死」はよく上がりました。
その頃(20年前?)とはずいぶん社会の考え方も変わっているとは思いますが、この2つは似ていて非なるものだと思います。
詳細を語り始めると膨大な量になりますので、それはまた別の機会に。

今回の「死ぬ権利」の「Euthanasia」は「積極的安楽死」になると思います。
つまり、他の者の力をかりて積極的に死ぬ、ということですね。
上記の記事は、薬剤によって、ってことですから医師の幇助によることが重要です。
ESLのクラスでの「Euthanasia」の説明は「pull the plug」と言っておりました。生命維持装置を外す、ってことですね。
まあ、これをしたら日本では医師は殺人罪になります。

選択肢としては、救急・集中治療の場ですが、日本の救急医学会・集中医療学会・循環器学会の終末期医療ガイドラインに「胃瘻を増設しない」などの選択肢が可能であることなど、日本でも話題になっております。ちょっと古いですがリンクです。
http://www.jaam.jp/html/info/2014/info-20141104_02.htm

アメリカは法律ですからね、なんと自由?権利?を重んじる国なのでしょうか?
また、宗教もいろいろ絡んできます。カトリック教は自殺は許されないものである、という考え方も知っておくべきですね。

まとめ
日本はバックグラウンドがアメリカと全く違うので、終末期医療に関して遅れているという考えは正しくありませんが、脳死などの法整備を含め、終末期医療に関して今後も進展していってほしいです。

そのほか、いろいろと日本でもニュース(認知症夫の損害賠償や、介護母との無理心中など)いろいろと話題がありますが、なんか暗いですね。

(今日も牛さんは蒼天のもと、元気に食事中。)

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