アメリカの学会は年々参加人数が減っているようですが、ACC2016はどうだったのでしょうか?
ちょっと調べたらこんな記事がありました。
「Disappointing Results from ACCELERATE Trial of CETP Inhibitor」
自分訳「もう、CETP阻害剤のACCELERATE 試験の結果にはがっかりだよ」
http://www.hcplive.com/conference-coverage/acc-2016/disappoint-results-from-accelerate-trial-of-cetp-inhibitor
HDLを増やす薬剤として、CETP阻害薬が開発されていました。
去年2015年の10月下旬、3つ目のevacetrapibも悲しい結果発表がありました。
これまで臨床試験PhaseIIIまで行くものの
2006年 ILUMINATE試験 torcetrapib ファイザー 投与群で死亡率増加のため中止
2012年
2015年 ACCELERATE試験 evacetrapib イーライ・リリー スタチンとの比較で有効性がないため中止
残るは
2017年終了予定 REVEAL試験 anacetrapib メルク
これだけ残ってますが、どうなるのでしょう…
ということで、「スタチンに勝るものなし」って感じです。
今回のJCS2016ではPCSK9阻害薬に注目が集まっていて、企業ブースも派手でしたね。
アステラスですか?「れぱーさ?」、野菜ジュースが美味しかったです。
あとは、JCS2016で気になったのが、SPPARM(選択的PPAR修飾薬)ですね。
Fruchartドクターのランチョン聞きました。興味深かったです。フレンチな英語でしたね。
僕の高校時代の同級生がサノフィにいるのですが、この系列のPCSK9阻害薬を「まぶ、まぶ」って言ってました。ぼくもカッコよく「まぶ、やろ?」とか言ってみたい。
結論、「スタチンに勝るものなし」
あ、でも最近Natureやったかな?Scienceやったかな?SR-BIを介するコレステロール引き抜きが…って論文あったな。
読まな…
あったあった、これ:Science 2016;7:351:1166-1171
1人抄読会しよ。
(ナパのワイン畑です。向こうにワイントレインが見えます。)
0 件のコメント:
コメントを投稿