アメリカの州法で定められている?ワクチンの接種があります。
出典はニューヨークの領事館のHPで、よくまとまっています。しかし小学校によって違うので、きっちり確認する必要があります。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/02.html
日本で定期接種(無料)なワクチン
BCG:tuberculosis(TB)(結核)
Polio(ポリオ)
DTP:Diphtheria,、Tetanus、Pertussis、(ジフテリア、破傷風、百日咳)
MR:Measles、Rubella、(風疹、麻疹)
日本脳炎
(インフルエンザ)
日本で任意接種なワクチン(自治体により補助あり)
Mumps:おたふく (罹患したら摂取しない?)
Varicella:水痘 (罹患したら摂取しない?)
Yellow Fever:黄熱 (知らんかった)
HAV:A型肝炎
HBV:B型肝炎 (近日定期接種になる?) (医療従事者はほぼ必須)
Hib:インフルエンザ桿菌b型
肺炎球菌ワクチン
HPV(ヒトパピローマ) 子宮頸がんワクチン (11歳から12歳ぐらいから開始?)
カリフォルニアの小学校に入ろうとして、日本で摂取し損ねていて必要となるワクチンは大体以下。
HAV
HBV (今後は定期接種になるので大丈夫かも)
Valicella (水疱瘡になったらワクチン受けないことが多い)
Mumps (おたふくにかかったらワクチン受けないことが多い、アメリカはMMRで一気に摂取)
肺炎球菌と髄膜炎に関してはハイリスクグループということらしい。
日本とアメリカでほぼ同じなのは
ポリオとDTPだけですやん。日本って本当にワクチン後進国ですね。
あとは、MMR-V(Measles, Mumps, Rubella and Valicla)ってのがあるらしいから、それで一気にうけてしまうものもアメリカではある。
ってことで、今回娘が受けたのはHAV、HBV、Valicelaでした。お値段以下
受診・診察料:382.00
ワクチン接種料:89.00
ワクチン接種2本目以降料:86.00
HAV料:119.00
HBV料:111.00
ValicelaV料:312.00
HMO保険のカバー:1089.00 (13万680円、じゅじゅじゅさんまんえん?)
自己負担金:10.00 (1200円)
日本で摂取したら任意ワクチン1本8000~1万円程度プラス診察料4000円、3本受けて3万円ぐらいの自費診療で済んだけど、人件費とか技術料とか資材費とかコミコミだと3万円じゃ無理で、10万ぐらいでもうけが出るもんなんでしょうね。やっぱり日本って、スタッフに対する人件費、費用が異常に低いんでしょう。
それにしても、日本よりアメリカのほうが子供に対する保険が充実しているって、どゆこと?
アメリカに来て思うのは、「未来を担う子供達を一番に考えたアメリカ社会」であること。ですね。
日本は年功序列で、年配が一番利益を得るようにできた社会である、と痛感します。
たしかに、年配の方は大切にする必要がありますが、そのEffortをどこからもってきてんねん!
そして、アメリカはオバマケアも導入されて、出産後は自動的にワクチン接種が強制的に受けさせられるパターンみたい。国民皆保険的にする方針らしいけど…トランプさんになったら崩壊するんやろね。しかし、もちろん自由の国、宗教上理由などでワクチン接種拒否することもできるらしいけど…でも未摂取なら学校には通えないみたい。
ワクチンの必要性は予防医学の確立したものである、と医師の観点からの自分の考えでしたが、さらにいろんな情報を得ることができて、自分のしっかりした意見を持つことができました。
これも、留学の良さの一つでしょう。
患者さんに聞かれた際には、今後はしっかり答えることができます。
しっかし、日本ではなぜあんなに爆発的にインフルエンザがはやるのでしょうか?人口密度だけでは説明がつかないと思います。バイオテロ?
一つは、カリフォルニアと日本の気候の違いでしょうね。細胞実験していても、「そんなテキトーな手技で大丈夫?」と思ってもコンタミしないし…
「冬の乾燥」これが大敵なんでしょうか…
一回調べてみたいですね。「インフルエンザの流行は湿度と関連する?」ってなタイトルで。
(ヨセミテのトレイル、ちっさな石で微妙なバランスが保たれています。)
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