7/26/2016

糖摂取量について

今回は研究内容の忘備録として記載します。

日常摂取する糖の分類において
・ブドウ糖 Glucose
・果糖 Fructose
・蔗糖 Sucrose
・乳糖 Lactose
・麦芽糖 Maltose
・異性果糖 High-Fructose Corn Syrup (HFCS)
(・カロリーゼロ甘味料 Aspartarm:ただのフレーバー・甘味料なので糖というと語弊があります。)

などなどがあります。蔗糖、乳糖、麦芽糖は2糖類、その他は単糖類。


一般的に一番日常で口に入るものはGlucoseやHFCSやFructoseであり、アメリカでSugar:砂糖と言われるもので摂取するカロリーは、大人13~14%、子供16%。砂糖で70g:280kcalぐらい。
(一日cal摂取量を成人男性で2000kcalぐらいに設定)
(2002年WHOは10%以下にするようにとのこと。しかし2014年では5%以下にするようにと?すっくな、マジか?…全世界国民が糖類制限中?)

どんだけ砂糖をとって大丈夫かは結局のところWHOが言ってるが、エビデンスがないので制限基準や規定がなく、不明。
ただ、UCDのラボでの報告で「10%HFCS摂取でメタボ予備軍が糖尿病にまっしぐら!!」
なんで、やっぱりWHOのいうとおりに10%以下つまり50g以下が妥当ってことでしょうね。

一般的には
シュガースティック1本:3~5g:約16kcal。
喫茶店のガムシロップ(HFCS)1個はおおよそ13g~16g:約60kcal。
スタバのコーヒーフラペチーノTall:184kcal, Grande:264kcal 砂糖としては46gと66g。
多分含まれる甘味料はHFCSなんでGrandeでアウト!!
(砂糖換算ではめちゃ多いですね。コーラなどもこういった換算にすると偉いこっちゃ。)

リンゴ一個はFructose18g+Glucose6g+Sucrose9g=Sugar33g:約130kcal。 65%DV(Daily Value)
バナナ一本は、Fructose10g+Glucose12g+Sucrose3g=Sugar25g:約100kcal。 50%DV
だから、砂糖としてFructoseだけを25%DV摂取するなんてことは非現実的。

まあこれだと、リンゴ2個、バナナ2本食ったら喰いすぎってことになるなぁ。

僕が手伝っている研究は25%砂糖摂取介入なんで、砂糖125g:500kcalぐらい。
いくらなんでも一般的に一日に砂糖を100g以上も摂取するわけがない、のでやはり強烈な介入試験。かと思いきや、現実的には25%HFCS負荷というと、スタバのコーヒーフラペチーノGrandeを連日飲むってことだから、やっぱりありうる。うん。

ってなことで何が言いたかったか、ってまとめると

一番摂取している砂糖系統はHFCSかGlucose、つづいてFructose。

砂糖の観点だけから言うと、一日ではリンゴ1個、バナナ1本が妥当。でも、HFCSであるガムシロップは、スタバのフラペチーノGrandeで一発アウト。Tallサイズにしておこうね。ってこと。

しかし、こちらアメリカではGrandeは標準サイズ、皆様「Ventiだけど低脂肪ミルクだから健康!!」みたいな…印象です。
ほんとアホかと…

毎日ソーダと呼ばれるジュース類を飲むのはやめたほうが良いね。
でも、どんな糖がどれだけ使われているかは知りたいね。

まとめのまとめ

「冷えた麦茶が一番!!」

(これが介入試験で使う飲料。すんげー色と香りでした。)
 
(一般的なSugarの構造式です。)


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