6/30/2017

【宣伝】コレステロールを運び動脈硬化を防ぐHDL ―臨床で実用可能な機能測定法を世界で初めて開発

「コレステロールを運び動脈硬化を防ぐHDL ―臨床で実用可能な機能測定法を世界で初めて開発」

自分がかかわったことがニュースになると嬉しいです。

という報告でした。

http://www.kobe-u.ac.jp/research_at_kobe/NEWS/news/2017_06_27_01.html

http://jalm.aaccjnls.org/content/early/2017/05/29/jalm.2016.022913


追記、2017/06/30に「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年度版」を手に入れました。

自分の報告した論文が引用されていて、こちらも嬉しいです。

ある先生から「ガイドラインに引用されるような仕事をするように。」とアドバイスをいただいたのを思い出しました。

もちろん、僕だけの力でなくて研究室、教室のおかげですが、やっぱり嬉しいです。



6/29/2017

CETP阻害薬の行く末…2

以前に「CETP阻害薬の行く末…」として記載しました。

大規模試験の中断など、各種薬剤が全滅しそうな勢いで、ネガティブデータのオンパレードでありました。

2006年 ILUMINATE試験 torcetrapib ファイザー 投与群で死亡率増加のため中止
2012年 dal-OUTCOME試験 dalcetrapib ロシュ スタチンと比較して有効性がないため中止
2015年 ACCELERATE試験 evacetrapib イーライ・リリー スタチンとの比較で有効性がないため中止

残るは2017年終了予定 REVEAL試験 anacetrapib メルク

最後のAnacetrapib。
その結果が、8月末のESC2017で報告されるようです。

医療マガジンで結果速報?的な記事がありました。

Anacetrapib is an investigational cholesteryl ester transfer protein (CETP) inhibitor. The REVEAL study is a randomized, double-blind placebo-controlled clinical trial to assess the efficacy and safety of adding anacetrapib (100 mg once daily) to effective LDL-lowering treatment with atorvastatin for a median duration of at least 4 years among approximately 30,000 patients at high risk of cardiovascular events. Based on a major coronary event rate of 1.8% per annum and median follow-up of 4 years, the trial of 30,000 participants would have 88% power at 2-tailed P<0.01 to detect a 15% relative risk reduction.

ってことは、would have だけど15%のrisk reductionが確認できた。ってことか?

以下は引用元です。

https://pace-cme.org/2017/06/27/cetp-inhibitor-meets-primary-endpoint-in-cv-outcome-study/

6/28/2017

サンフランシスコのマクドナルド

帰国準備のため在留証明書をサンフランシスコの日本領事館?に取りに行ったときに、マクドナルド(息子のリクエスト)に行きました。

オフィス街のど真ん中にあるマクドナルドで、「デカいタッチパネルで注文から支払いまで完了して、番号が表示されたら受け取りに行く」システムでした。

具体的には写真のように

デカいタッチパネルで注文
左下のクレジットカードスロットで支払い

自分の番号が点滅したら受取

おしゃれな壁絵を見ながら食事
 という具合です。
もちろん、店員さんと対面で注文もできます。
そして、さらに驚いたのがスマホのアプリでも注文して受け取ることができます。

便利だけど、そのうち店員さんがいなくなるんじゃないかなぁ、と思ったりします。
日本のマクドナルドはかなり並ぶし、ゆっくり注文したくても後ろでイライラされたらゆっくり注文できない状況だから、このデカいタッチパネルシステムはGoodだと思います。


6/12/2017

経験年数

ずいぶん前に思い立って、書いた内容です。

むかしむかし、あるところに医師としての勤務を命ぜられた、おっさんがいました。

とあるコンタクト系のスポーツの試合会場で、緊急事態の対応がメイン(生命の危機があるかを判断し、また試合復帰可能かどうかを判断する)のおしごとでした。

勤務会場の本部に、挨拶にいきました。
すると、運営の方も、各チームの代表?の方々も「本日はよろしくお願いいいたします。」と挨拶していただけました。

するとある方(多分トレーナー、大学のチームなので大学生)に、「何年目ですか?」と、訊ねられました。

当時は確か7年目だったので、「7年目です。」と答えました。
値踏みされたような印象を受けたので、「経験年数によって何か問題でもあるのですか?」と聞きましたが、とくに明確な答えは得られませんでした。

果たして、ここでおっさんが「1年目です。」と答えるのと「15年目です。」と答えたのでは、何か対応が変わったのでしょうか?

他にも「専門は何ですか?」と訊ねられたこともあります。

以前、べつのおっさんは「スポーツ外傷を診る科でない、とは話がちがう」ということを言われたらしいです。

そんなこんながあってから、おっさんは挨拶するときに必要があれば名刺を出すようにしたそうです。そして、挨拶だけでなく少し踏み込んで話をするように心がけているそうです。

そう考えたら、初心外来の患者さんと医師、信頼関係をどう築くか、これは3分では無理がありそうですね。

そうなると何を信用するか、組織や噂、肩書きってとこ?


見た目とか肩書きって、効力発揮するのだなぁ、と思いました。






6/10/2017

満足してしまった?

6月に入りましたが、5月の連休後から延々と、自分の仕事が進みません。

日々の業務は、優秀なスタッフがサポートしてくれているので、自分もできているつもりでいるのが大きな間違いかもしれませんが…

研究助成応募や論文投稿に関しては、全く進んでおりません。

小さい学会の演題ですら、いまだに上司に訂正してもらう始末…

なんでやろ?

いままではもっと積極性と実行力をもって行動できたはず。
いや昔からこんなもんか?
自分の実力の限界か?

ちょっと考えると、
「今の状況で満足してしまっている自分」がいるのでしょうか?
ポジションもあり、家族もなんとか完全に満足とは言えませんが生活できています。

燃え尽き症候群、五月病、うつ病…

などの疾患名が頭をよぎりますが、
積極性に限界などあるはずがありません。

「時間がないから」でなく「積極性がないから」ですね。

子供が好奇心をもったときのような積極性を発揮して、仕事したいです。
やります。