ずいぶん前に思い立って、書いた内容です。
むかしむかし、あるところに医師としての勤務を命ぜられた、おっさんがいました。
とあるコンタクト系のスポーツの試合会場で、緊急事態の対応がメイン(生命の危機があるかを判断し、また試合復帰可能かどうかを判断する)のおしごとでした。
勤務会場の本部に、挨拶にいきました。
すると、運営の方も、各チームの代表?の方々も「本日はよろしくお願いいいたします。」と挨拶していただけました。
するとある方(多分トレーナー、大学のチームなので大学生)に、「何年目ですか?」と、訊ねられました。
当時は確か7年目だったので、「7年目です。」と答えました。
値踏みされたような印象を受けたので、「経験年数によって何か問題でもあるのですか?」と聞きましたが、とくに明確な答えは得られませんでした。
果たして、ここでおっさんが「1年目です。」と答えるのと「15年目です。」と答えたのでは、何か対応が変わったのでしょうか?
他にも「専門は何ですか?」と訊ねられたこともあります。
以前、べつのおっさんは「スポーツ外傷を診る科でない、とは話がちがう」ということを言われたらしいです。
そんなこんながあってから、おっさんは挨拶するときに必要があれば名刺を出すようにしたそうです。そして、挨拶だけでなく少し踏み込んで話をするように心がけているそうです。
そう考えたら、初心外来の患者さんと医師、信頼関係をどう築くか、これは3分では無理がありそうですね。
そうなると何を信用するか、組織や噂、肩書きってとこ?
見た目とか肩書きって、効力発揮するのだなぁ、と思いました。
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