7/28/2017

生体吸収ステント(スキャフォールド)…だめか…

急性心筋梗塞になります。
冠動脈の詰まってたところ、狭いところにステントを入れます。
その部分が再狭窄します。
再狭窄しないように薬剤塗ったステントを入れます。
薬剤塗ったステントは将来的に血栓ができて心筋梗塞になります。

ということは…
ステントが溶けてしまえば心配ないんちゃう?

と考えたかどうかわかりませんが、生体吸収スキャフォールドをPCIに使った結果です。


2-year outcomes with the Absorb bioresorbable scaffold for treatment of coronary artery disease: a systematic review and meta-analysis of seven randomised trials with an individual patient data substudy.
Lancet (London, England). 2017 Jul 18; pii: S0140-6736(17)31470-8.

まとめ
Landmark analysis between 1 and 2 years also showed higher rates of the device-oriented composite endpoint (3·3% [69 of 2100] vs 1·9% [23 of 1193]; RR 1·64 [95% CI 1·03-2·61], p=0·0376) and device thrombosis (0·5% [11 of 2085] vs none [0 of 1183], p<0·0001) in BVS-treated patients than in EES-treated patients.

吸収ステント(BVS)のほうが薬剤溶出ステント(EES)よりも有害事象が多くて、血栓閉塞も多く起きる。

残念…

もっと、いいBVSができれば結果は変わるのかな?


追記

今は第3世代のDESがあるらしい。
僕は第1世代のサイファーと第2世代初期のザイエンス・プロマスしか知らんなぁ。
インテグリティーとかシナジーとか言われても、もうわからんわ。

昔々に僕がファーストワイヤーで使っていた「蘇芳」は今でもあるのかな?




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