12/04/2015

エピペン その5 解説編

エピペンについて詳しく解説してみます。
正確には、「EpiPen」です、米国ではMylanが販売、日本ではファイザーが販売しております。
米国では保険に入っていれば無条件で無料です。
米国では認知度も高く、エピペンの歴史は1987年から始まります。
日本では、なんとつい最近(2011年頃?)まで「自費!12000円?!」、いまは保険適用となり通常は3割負担…保険適応されたとはいえ、アメリカとの歴然たる差、消費税上げる前にやることあるんちゃう?
言いたいことは山ほどありますが、ここは解説に徹します。

では、開封してみましょう。

パッケージや中身は、子供用は緑、成人用は黄色で、大きさは同じです。

3本入っていて、2本が製剤、1本が練習キットです。
製剤も2本あるのは、1本失敗してもいいようにでしょうか。

写真を見る限り、使用方法は
①ケースから取り出し、
②青のキャップを外し、
③服の上からオレンジ部分をブスッと刺して10秒押し刺し続ける。
です。簡単ですね。

実際にやってみないことには何とも言えません。まっすぐに刺さないと、針が曲がったりするらしいです。
練習キットでやってみると、「バチン」と音がします。これで製剤なら針が飛び出て自動的に薬液が注入されるのでしょうね。
薬液自体は2ml入っているが、ワンショットで0.3ml注入され、子供用はアドレナリン0.15mg分、成人は0.30mg分注入されるようです。残りの1.7mlは使用しないみたいです。また、使用も一回こっきりです。
有効期限は20ヵ月とのこと。ただ日本では輸入になり、業者の仲介があるので若干短く、1年程度とのことです。
保険適用外の時は、必要な人が毎年12000円も払っていたなんて…

日本のファイザーのホームページも見ましたが、米国のMylanのホームページも見ました。
参考までにHPを記載しておきます。
http://www.epipen.jp/top.html
https://www.epipen.com/en/about-epipen
驚いたのが、エピペンのアプリもあるということ。

ただ、このアプリ、日本版がなくて、Apple IDが米国登録でしか使用できません。
やっぱし、日本は遅れていますね。
言いたいことは山ほどありますが、ここでは解説に徹します。

詳しく添付文書を読んでみました。
英語だから疲れます。非常に疲れます。
大体、引っかかるところはありませんが、
「あなたの静脈、臀部、つま先、指、手、足、には刺さないでください。」とあります。
臀部、はだめらしいです。筋肉にInjectionすることが必要なので、臀部だと、脂肪が多くて血中に
浸透しにくいのでしょうか?アメリカ人の肥満体型なら臀部は不適切ですね。
あとは、「喘息、鬱、糖尿、動脈硬化、パーキンソンなどなど(他にもくさんあります)、の人は使う前にドクターに聞いてね。」とか、副作用とかですけど、まあ特に気になる点はありません。

ちなみに、サノフィからもエピネフリン製剤がでており「Auvi-Q」というらしいです。
https://www.auvi-q.com/
HPもありますが、EpiPenのほうが分かりやすいし、洗練されている印象です。

結局、成人と小児の針の太さや長さに違いがあるかどうかわかりませんでした…
ファイザーに聞いてみようかな?

若干とりとめのない記事になりましたが、以上です。

追加です。
ファイザーさんに聞いたところ、針については以下の返答がありました。
ファイザーさんありがとうござます。針は骨まで貫通しなさそうですね。

【太さ】 0.15mg0.30mgとも22ゲージで共通です。
【長さ】 0.15mg1.3cm 0.3mg1.5cm

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