しかし、ここ最近、隣のラボの施設をお借りして実験してるので、いろいろコミュニケーションをとる機会が増えております。
始めは、機器を使わせてもらうのに、我がラボのボスから隣の研究室のボスにお願いをしてもらい、その後いろいろと手続き(施設を使うときの注意事項などの書類に目を通してサインをするなど…)をして、何度も根回しと連絡をしてもらってやっと施設や機器を貸してもらうことができました。
日本にいたときの研究室と違って、隣の研究室だから「ちょっと借りるよ」みたいに気軽にはいかないようです。
さて、初めはラボの先輩(女性)と一緒に、「いつの何時からいつごろまで使わせてほしい」とお願いして、その後は自分のペースで適宜使わせてもらいました。
向こうのラボのポスドクの方々やプロフェッサーも結構気を使っていただき、「うまく行ってるかい?」と尋ねてくれます。
3・4日経過すると、
僕「はーい、クリス。今日も借りるよ。本当にいつもありがとう。」
クリス「鍵、空いてるかい?わかったよ。」
とやりとり出来るようになりました。
そして、若干の相談などもできるようになりました。
細胞の培養なのですが、コンフルの何%ぐらいかな、と見ていると、機器を借りているボスがちょうど近くに来て「KENTA、どうだい?」と聞いてくれたので、「まあまあかなぁ。細胞がいまいち育たないんだ。これ何%かな?」と聞いてアドバイスもらったりしました。
その途中の会話で
僕「日本で同じ細胞使ったんだけど、もっと元気良かったし、Migrationもっと強力だったんだ。今回の細胞はデリケートなのかな?」と言うと。
Prf. J「FBSが違うからだろ。FBSで随分変わるから、どんなLot使ったんだい?」と若干細かい話に発展して、アドバイスもらったりしました。
その途中で、「日本はFBSの輸入が煩雑なのか分からないけど、希望のロットなどを手に入れるまで時間がかかるし、値段も高価なんだ。」と僕。
するとPrf. Jは「日本でも培養にはBovineを使っているのか?おれは魚を使ってるんかと思ってたよ、Ha-Ha-Ha-。」って。
僕はまじめに「いやー、魚のSerumは聞いたことないし、つかったことないです。」って答えました。
そしたら、Prf. Jは「ジョークだよ、本気にするなよ。」って…
僕は、後で気が付きました、これがアメリカンジョークだと。
簡単に言うと、
僕が深刻に「培養液のFBSが悪いのか」と眉をひそめて悩んでたからとアメリカンジョークで、「日本は魚の培養液つかってんだろ?」と面白おかしく和ませてくれて、励ましてくれたのです(と、思います)。
色々あった結果、実験のAssayが予定どおりにWorkしてくれたので、「ありがとう、うまく行ったよ。機械使わせてくれて本当に有難う。」と伝えました。そしたら、「Congraturation!よかったじゃん。」と言ってくれました、「んで、何のAssay?」と、そこからまた会話が続くのですが、各論に入るとなかなか言葉が出てこず、つらいです。
でも、全力で「うまくいってよかったじゃん。」ってなオーラ満載で接してくれるので嬉しいです。
結論
表面上の付き合い程度であれば、問題なく?会話できるが、アメリカンジョークなどは全然わかっていない自分。ってことです。
(12月第3週は大学もホリデーシーズン突入で、夕方の大学構内にはもう人がいないです。)
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