9/18/2015

子供の医療 予防接種編

子供の医療について、忘備録です。
まず、予防注射編から。

小学校や幼稚園に入園する際には、その学校の指定する予防接種を打っている必要があります。
CDCである程度USAの基準みたいなのがあるので、そこを調べるのもいいですが小学校ごとに違う場合があるので、入学申込みの時に再確認が必要。
幼稚園はHBVがすぐに必要ですが、小学校はHBVがすぐには要りませんでした。またVaricelaの予防が幼稚園・小学校ともに必要でした。(日本で水ぼうそうにかかっていても何の証明にもならない。)

日本で摂取できるものは可能な限り受けていくのが良いと思われます。
うちは、神戸海星病院の国際総合内科を受診して、可能な限りの予防接種と過去の摂取記録を英文の証明書を作成してもらいました。

また、おたふくや水痘、リンゴ病に関しては、罹患したと母子手帳にあっても、何の証明にもならず、抗体価の証明が必要なので、結局打つか抗体価の測定が必要になると思います。

さて、ここから本題。
まず小学校入学手続きで、やはり予防接種の不足があることが判明。
そこで、渡米直後なので保険がない(手続き途中)ので、まずはメディケア(無保険とかお金がない人がいく医療機関、デイビスではCommunity Careでした。)に子供を連れて行きました。そこで「日本から来たんだけど、保険に入っていなくて、小学校に行くのに予防接種が必要なんです。」と説明。
すると、まずカルテを作るみたい。いろいろな書類に子供の状態を記入します。まったくの医療記録がないのですべて初めからになります。
そして、翌日の小児科の先生の予約と、予防接種の予約を取ってくれて、保険もCHOPというのに加入するように手続きしてくれました。
あまり混んでなかったけど、2時間以上かかったので、なるべく関係ない家族は連れて行かないほうが良いと思います。

さて、翌日。
幼稚園と小学生の子供の診察です。予約時間より早めに行ったけど書類記入があり、診察室に呼ばれたのは予約より30分後。予約は時間でなくて診察枠のためのものみたいです。
個室に連れて行ってもらい、2人とも身長・体重・血圧・聴力・視力検査をします。ナースかテクニシャンがします。その後、女性のドクターが来て、一般的な診察をします。
ほんとに学生の時に習ったように丁寧に診察してくれます。
面白かったのが、うちの幼稚園男児は非常にビビッて泣きそう(少し泣いていた)、腹部触診でくすぐったく、かなり笑いをこらえてて、更に睾丸も触診されて大爆笑してました。

あと、うちの小学生女児は「心雑音が聞こえる」と言われ、「え?そうなん?」ってなりましたが、「今後専門家の診察が必要です。」と説明されました。ここでさすがに「自分は日本循環器学会専門医です。」とは言えず、医療者の雰囲気も極力消してました。
さて、この後、小児循環器専門クリニックを受診になるのですが、それはまた別の話にします。

全て診察が終わったら、予防接種です。
小学生はVaricelaの1種類、幼稚園児はVaricelaとHBVの2種類摂取となりました。
どちらも1 shotで終了です。園児は泣きましたが、暴れずに頑張りました。
その場で予防接種レポートをもらいました。
やっぱり2時間ぐらいかかりました。

ふつう日本では診察の後、受付で支払いをしたり、書類を渡されたりします。しかし、ここのメディケアでは待っていても全然声がかからず。受付のヒトに、「何か書類とかの記載などが必要ですか?支払いは必要ですか?」と質問したら、「終わったら帰っていいよ、請求や書類は後で郵送します。」とのこと。
これ、かなり日本と違います。
日本は診察終了後もいろいろ手続きに待ってもらいますが、アメリカは書類作成やレポート作成はすべて郵送、もしくはオンライン。支払いの請求も郵便で書類が送られてきます。(アメリカの郵便はかなり不正確なので届かなかったらどうすんの?)、後でいろいろ保険カードなど送られてきました。

義務教育期間であればかなり手厚いです。今回も支払い請求は来ませんでした。どうなってんの?って感じで、このシステムは良くわかりませんが、お金もない保険も厳しい留学家族には非常にありがたいことでした。

ってなわけで、無事入学に必要なワクチン接種は終了となりました。

さて、今後もワクチン接種は必要なわけで、それには保険に入って小児科のかかりつけを持つ必要があります。
実は、この手続きがまだ途中です。
とりあえずは、UC DavisのPSBPという保険に入る手続きをしました。無給なので1500ドル/月ぐらいかかると思われます。ただ、コーディネーターに聞くと46ドル/月でいいとのこと。ほんまかいな。どうなるか分かりませんが、手続きが無事すみますように祈るばかりです。

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