ホンマかいな。と思いますが、アメリカ人の一般的な認識らしいです。
「Green Tea Fat Burner」「Green Tea Weight Loss Tablets」
で調べる(ぐぐる)と、わんさかHitします。
なるほど、なるほど、緑茶自体はこちらでは薬効があるというわけですな。
なぜ、こんなことを調べたかというと・・・現在進行中のStudyに、スクリーニング除外項目となる質問がいくつかあって、その中に
「Are you taking medication to promote weight loss? Have you had weight loss surgery 」
「体重減少を促す薬剤の摂取はありますか?体重減少のための外科手術を受けたことがありますか 」
って項目がありました。内服と外科的手術(胃バイパスとかバンディングでしょうね)を同列にしているあたりアメリカンを感じます。
やせ薬?中国産の肝硬変になるやつ?
もしくは、カテコラミンとか甲状腺ホルモンなんか?
と思ったのですが、研究室に来ている学生に聞くと「COSTCOやTargetで購入できる緑茶タブレットなんかがそうだよ。」って。
ええ~!そんな簡単に手に入るの?医者の処方箋いらないの?
「いらないよ」って。
んで、それ「Fat Burner」と呼ばれるものの成分を調べてみました。
Chromium (as chloride, picolinate)
Cr(クロム)とCl(クロール)とリコピンのなんか…
2型糖尿病治療に使用
Caffeine Anhydrous
無水カフェイン
感冒に使用
Green Tea Extract (12% EGCG;Epigallocatechin gallate
カテキンの一種
Diuretic and Metabolic Complex Alfalfa (medicago sativa)
アルファルファ(植物)由来の利尿・代謝をもつ複合物
利尿剤
Lipotropic Complex Choline Bitartrate
重酒石酸コリン:アセチルコリン前駆体、
抗うつに使用
ということでこれらが成分でした。
恐ろしい、容量はどれぐらいが危険なのかは不明ですが、日本ではスーパーには売ってないでしょう。こんなん服用して「俺は健康だぜ!」って、アホかと…
でも、学生が言ってました「Pill」であると。つまり「薬」であると。
つまり、アメリカでは情報は公開されておりそれを選択するのは本人次第。
誰のせいでもない。それに注意書きは読む気が失せる程膨大。
訴訟大国であるがゆえに、そこらへんはきっちりしているのでしょうね。
日本は売っているモノは安全、異常があれば販売者の責任。
と言う考えとは違いますね。
アメリカは死刑すら公開する国ですから…
自由の国、情報公開は基本ですね。
ふりかけもアメリカではWARNINGが付きます。 |
そういえば昔々、健康診断の最後に何か心配事はありますか?と聞いたら「最近よく手がしびれます。」って。よく聞いたら、プラセンタ摂取などの一巻で、減量のために連日利尿剤を服用している方いらっしゃいました。そのまま外来診療に回っていただきました。案の定、血清K値の低下が原因でした。でも、利尿剤をやせ薬として処方するって…
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