11/28/2016

「イチゴを買いに行って煮えるまで待つ3人のアイドル」 脂質異常症勉強 その①

「イチゴを買いに行って煮えるまで待つ3人のアイドル」

なんじゃそりゃ、医師国家試験の問題を解くために覚えた語呂です。
ステップ内科学の内分泌の部分だったと思います。

国家試験で、高脂血症のWHO分類に関する問題が出ればこの語呂合わせで回答できます。

イチゴを買いに→Ⅰ・Ⅴ型はカイロミクロン増加
煮える→Ⅱ型はLDL増加
3人のアイドル→Ⅲ型 でIDL増加
また、Ⅱb・Ⅳ・Ⅴ型は【V(b:ヴィ)】を含むのでVLDL増加 (かなり苦しい)

IDLが増加するのは? 答え:Ⅲ型
CMが増加するのは? 答え:ⅠとⅤ型

こんな覚え方しても、全く意味ありません。
じゃあ、どうすれば意味があるのでしょうか?
そもそも、高脂血症のWHO分類、なんでこんな分類になったんやろ。
臨床で使ってる?

WHO分類がなんかの役に立つんやろか?
とずっと、思っておりますが、声に出したことはありません。

高脂血症でググったら、

I型家族性高脂血症:LPL欠損
II型家族性高脂血症:LDL受容体異常
III型家族性高脂血症:ApoEの異常

と、Wikiにはのっているけど、こんな簡単に説明できるわけがない。
でも、なんでこんなに理解しにくい、覚えにくいんやろか。

現在の治療法としては、ガイドラインでカテゴリー分類して危険度を判定、どの薬剤が推奨されるかを示してくれている。

しかし、家族性高脂血症(FH)の診断は、どこまでやるべきかが、正直わかりにくい。
そして、今、分子標的治療薬が使えるようになってきて、今まではLDLアフェレーシスと、脂質制限療法以外にも選択肢が増えた。

ということで、ちょっと真面目に勉強しようと思います。
自分の勉強のため、シリーズで少しずつ書いていこうと思います。

次回は、「高脂血症のWHO分類、なんでこんな分類になったんやろ。」です。

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