研修医のころ、「内科認定医でサマリーをコピペしてばれたらブラックリストに載って永久に資格取れない。」という都市伝説を聞きました。
僕はビビッてまじめに認定医・専門医は取り組んでおります。
先輩のサマリで記載方法など参考にはしますが、さすがにコピペはしないだろう。と思うのですが…
最近の電子カルテのエクスポート形式に「認定形式で出力」ってのがあったと思う。
だから、担当していない症例でも、担当医に自分の名前を入れて出力ポチッとすれば、サマリ完成。簡単に不正できます。
これを暴くのは難しいと思います。
が、今回とある指定の資格不正取得の調査には、
「提出された症例をすべてデータベース化、担当医などを照らし合わせ。診療録とも照合を行った。」ようです。
担当症例に週一回以上のカルテ記載などが無くても、担当医ではないとして不正となったようです。すごい労力と金を使ったと思われます。
(追記;該当者には個別に面談?確認?をしたようです。)
認定医で、この調査するのは、コストなどから無理じゃないかと思われます。
ここから本題です。
今回の資格不正取得は、指定医です。
保険診療が絡みます。また、対象症例においては法律的な拘束力も発揮する分野です。
つまり、認定医や専門医とは話がまったく違うわけです。
正直に、小保方氏のSTAPより不正度や社会的影響は大だと感じます。
こんな非常識が、非常識とは認識されずにいたのでしょうが、この世界は闇が深いですね。でも、不正になるとは知らず言われるがまま慣例として症例を提出、資格取得した人もおるんでしょう。
確信的に不正をしたわけでもないけれど、新聞に名前が出て、医業停止されて、一生履歴に残るとしたら辛すぎます。
明日はわが身と心に留めて、襟を正して研究・教育・診療に取り組みたいと思います。
ニューヨーク |
0 件のコメント:
コメントを投稿