今回は「ain't」の使い方です。
映画「The Revenant (蘇りし者)」で、登場人物達が頻繁に使っていたフレーズ。
余談ですが、フィッツジェラルドの話す英語、非常に訛りが強く、字幕でないと分からないトコロ満載です。
単純に「ain't」は「be動詞+not」です。
am not, are not, is not, has not, have not, すべての縮約系(非標準)でもあるらしいです。
発音は「éint (えいんと)」です。
が、どういった状況で使うのでしょうか?
また、どういった使い方をするのでしょうか?
このain'tを使うのは、カウボーイや田舎のおっさんが使うイメージでいいようです。
「The Revenant (蘇りし者)」の有名なシーンでは、デカプリオが死にかけて、キャンプへ帰ってきてキャプテンと話をしている時、
遠くを見ながら復讐の炎を目に宿して語るシーン
「 I ain't afraid to die any more, I done it already. 」
「もう死ぬのは怖くないさ。俺はもう死んだから…」
まあ、このシーン自体この映画のポイントですが、「ain't」にあんまりポイントは無いと思います。
が、訳すときにちょっと味付けする意味で重要だと思います。
直訳で
「私はもう死ぬのは怖くありません。私は既に死んでいる。」
よりも、ちょっと怖い雰囲気を出しつつ、独り言っぽく語る訳がいいと思います。
その味付けに「ain't」を使えるのだと、思います。
この映画で、昔のリアルなドラマ性を忠実に再現するために、ain'tを多用しているのが理由の一つだと思います。
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