Gut. 2017;66(2):323-329.
CVDや肝臓の病気のない健康な大人4731人(女性424人、すくなっ)。
脂肪肝(NAFLD;腹部エコー検査)と冠動脈石灰化スコア(CEC;冠動脈CT検査)を平均3.9年間フォローした。
CECの進行度合いを検討した結果。NAFLD有の群が、NAFLD無の群と比較してCECが有意に進行していた。
というもの。
ソウルのサムソン医療健康センターでの研究。
Gutで報告されるとは素晴らしいですね。
まあ、この研究の結果によりその機序が分かれば面白いな、と、おもたんですが…
以下の記載…
NAFLD is also associated with oxidative stress, with macrophage activation, and with endothelial dysfunction, all major mechanisms for atherosclerosis development. NAFLD may accelerate atherosclerosis through increased levels of
なんじゃこの記述。そんなもん普通やんけ。
メタボな脂肪肝おっさんが、なんで冠動脈が石灰化すんねん!
3年間でマクロファージが若者の血管内皮をだめにして、石灰化させるんかい!!
中性脂肪やコレステロール豊富なリポ蛋白と、small dense LDLて、いまさらか・・・
でも、既報でCACとApoCIIIの関連も示唆されておるし、じゃあApoCIIIとレムナント、TGの関連を調べたら面白いかなぁ。
HDL機能も脂肪肝なら機能低下しとるやろうし…
そっちも調べたいなぁ。
追記
統計に関しては、
とあります。
IPWsとありますが、これは比較する群においてバイアスがかかっておるので調整したってことですね。
以前からプロペンシティスコア・マッチング、などの方法がありますがそれと同じ概念です。この論文の統計解析はSTATA13を使ってます。
僕も以前にやろうと思って、IPWsを調べたことがありました。
Treatment effects
という項目で可能です。公式YouTubeで分かりやすく解説してくれております。
https://www.youtube.com/watch?v=p578jxAPJT4
ただ、我流でやるのは危険だと思います。
まほろば、サクラメントにある日本のパン屋さんです。 |
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