超一流アスリートの突然死はニュースで報道されるので、記憶に残りやすい。と思ったりするのですが、実際一般の人とのリスクは違うのでしょうか?
医療メールマガジンから報告がありました。
以前、アメフトのラインマンが肥大型心筋症のリスクがあるかも?という報告を読みました。
http://activelifedavis.blogspot.com/2016/12/us-football-linemen-may-be-at-risk-of.html
Are Olympic Athletes Free From Cardiovascular Diseases?
Br J Sports
Med. 2017;51(4):238-243.
A subset of 92 athletes (3.9%) showed abnormal CV findings. Structural abnormalities included inherited cardiomyopathies (n=4), coronary artery disease (n=1),
perimyocarditis (n=4), myocardial bridges (n=2), valvular and congenital diseases (n=45) and systemic hypertension (n=10). Primary electrical diseases included atrial fibrillation (n=2),
supraventricular reciprocating tachycardia (n=14), complex ventricular tachyarrhythmias (non-sustained ventricular tachycardia, n=7; bidirectional ventricular tachycardia, n=1) or major conduction disorders (Wolff-Parkinson-White (WPW), n=1; Long QT syndrome (LQTS), n=2).
2352人程度のうち、3.9%のアスリートが、何かしら心疾患としての異常が見られたようです。
ちょっとびっくりしたのが、5人がCARTOマッピング検査したということです。
ディスカッションにも記載してありますが、「オリンピック選手は一定のスクリーニングを行われているけれども、それでも3.9%が心疾患イベントを避けることが出来ない」のが大切なようです。
極論は、「注意していても100人いたら4人ぐらいは10年間で心疾患イベントを発症する」ってことかな。
まとめ
AEDはいつでも使用可能に。油断禁物。
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